佛光寺とは
佛光寺は、京都市東山区にある浄土宗の寺院です。場所は東側を高倉通り、北側を仏光寺通り、南側を高辻通りに囲まれた大きなお寺です。
創建は平安時代初期とされ、多数の仏像・書物などの文化財を有します。また、古式なお堂などの伽藍は、一時「禁門の変(1864年)」などの火災等に焼失しましたが明治時代に再建されています。
(参考)佛光寺の様子(YouTube)
佛光寺見どころ7選
①春の枝垂れ桜

毎年、3月下旬から4月上旬にかけて本堂と大師堂の間に咲く枝垂れ桜は非常に見事な桜です。桜の枝は竹を組んだ傘の上に広げられておりまるで、桜の花が大きな傘に乗るような風景です。
②秋に色ずく大銀杏(いちょう)

大銀杏は、寺の中ににあるカフェの正面に立っています。晩秋になるとその銀杏の葉は真黄色に変わり、木の周囲は黄色い落ち葉の絨毯(じゅうたん)で覆いつくされます。
③4つの格式が高い門

佛光寺には格式高い4つ門があります。1つ目は、本堂正面にある「御影堂門」です。扉や各所に彫刻がされています。2つ目は、南側高辻通り側にある「阿弥陀堂門」です。切妻造りの形の屋根が特長です。3つ目は勅使が出入りする「勅使門」、4つ目は「玄関門」となります。
④本堂・阿弥陀堂
本堂・阿弥陀堂は佛光寺の中心となる建築物です。大きさは横15.6m奥行21.3mと広く、入母屋造りの屋根形状をしています。本堂内には阿弥陀如来立像などの仏像が多数安置されています。また、阿弥陀堂内部には入ることができます。そして毎日の「早朝お勤め」はここで行われます。
⑤大師堂(御影堂)
親鸞上人坐像などの仏像が、この大師堂に安置されています。巨大な入母屋作りのお堂は横23.5m、奥行き33.1mと大きな木造建築です。
⑥《京都ランチ》D&Department Kyoto/dd食堂
佛光寺内にあるdd食堂は人気のメニューで有名です。京都でしか味わえない日替わり定食、梅昆布うどん、肉味噌うどん、ゆばあんかけ丼、京都醸造のビールなど一風変わったメニューが楽しめます。
(参考)dd食堂(YouTube)
⑦ギフトショップ「D&DEPARTMENT」
木造つくりの洒落たお店です。京都地元の工芸品(木工のスプーン、茶碗、皿,竹籠)や生活用品(各種調味料)がずらりと並ぶセレクトショップです。
佛光寺の歴史
佛光寺は、越後流罪になった親鸞聖人(浄土真宗)が赦免され建暦2年(1212年)に京都に帰還後、山科に草庵を結んだことがはじまりとされています。南北朝時代には了源上人(中興の祖)が、宗教活動を京都中心に置いて、西日本一帯の布教に力を注ぎました。
その後元応2年(1320年)には、寺を山科から現在の京都国立博物館辺りに移転しました。さらに天正14年(1586年)、豊臣秀吉の要請により寺を現在の地に移しました。
佛光寺・拝観時間と料金
●拝観時間 AM7:00~PM4:00
●拝観料 境内無料
●拝観所要時間 約30分
佛光寺へのアクセス
●地下鉄烏丸線「京都駅」から「四条駅」(約13分)へ、その後徒歩5分(約400m)。
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