京都・智積院とは
京都・智積院は、東山七条にある真言宗智山派総本山の寺院です。最近、人気が出てきており来訪者が増えています。特長は長谷川等伯の国宝障壁画がじかで見られる唯一の寺院です。
また、楓も多く植えられており、晩秋の季節には赤く染まった紅葉で写真を撮られる方が多く全国から来訪します。この紅葉は、無料で見学できるため人気のコースにはなっています。


智積院見どころ
1)国宝障壁画

なっといっても、見逃せないのは、「長谷川等伯」の国宝障壁画です。この障壁画は約400年前に京都・祥雲禅寺に飾られていたものです。時の権力者:豊臣秀吉の遺児(鶴松)の菩提を弔うために建てられこの寺に納められました。この本物の障壁画が、智積院の中にある「収蔵庫」にて、鑑賞できます。但し、写真撮影は出来ない為、ここでは、名勝庭園に併設された大書院内に作成当寺の復元されたレプリカが飾ってあります。(上記写真参照)
2)名勝庭園

この名勝庭園は、千利休好みの庭園として有名です。安土桃山時代(1568~1600年)に作られ、中国の廬山を形作られており中央の滝から流れ落ちる水が池に流れ込み力強い印象を与えてくれます。池の水は、わざと池の中が見えないように濁られせた泥を使用しています。また、池の中には多数の鯉や亀が放たれています。
また、庭園のライブカメラも設置されていますので、今の混雑状況も把握できます。
・参考:名勝庭園のライブ画像(午前5時30分~午後6時まで)ここをクリック
3)紅葉鑑賞
京都の中でもあまり知られていない紅葉のスポットです。この紅葉はここ数十年の間に智積院が整備したもので、モミジの燃えるような赤や、銀杏の黄色などの景色を存分に鑑賞できます。

参道付近には、上記のように赤や黄色のモミジが多数植えられています。今、どのような様子かは、下記のライブカメラで確かめることが出来ますので、一番素敵な時期を選んで訪れることができます。
・参考:参道付近のライブカメラ(午前5時30分~午後6時まで)ここをクリック

この鐘楼周りのモミジは赤や黄色の彩色が美しく写真に最適な撮影スポットです。特に、正面から取るアングルは家に飾って置きたくなるような写真を撮ることができます。

この紅葉は、智積院正面の正門付近にあるモミジです。このようなモミジが正門の他、本堂付近にも多数植樹されており壮観な風景を作り上げています。

講堂入り口や国宝収蔵庫付近にも、真っ赤な紅葉が出迎えてくれます。

境内参考図
智積院にはたくさんのお堂がありますので、その配置を下記の配置図で確認しお参り下さい。なお、この図には未だ完成前の新宝物館は記載されていません。現在、見物が可能な建物は、講堂、大書院、収蔵庫(国宝障壁画収蔵)の3カ所です。
(2022年11月現在)

智積院境内図(出典:公式ホームページ)
・境内詳細図(ここをクリック)
智積院・行事/御利益
青葉祭り
智積院の行事では、青葉祭りが毎年6月15日に行われます。このお祭りは、弘法大師・空海の誕生日(774年6月15日)と興教大師・覚鑁の誕生日(1095年6月17日)をお祝いする行事です。お祭りは本坊から金堂までの「お練り行列」、及び「誕生慶祝法要」「柴燈大護摩供法要」にて行われます。
特に圧巻なのは、山法師姿の法師が、焚く護摩法要です。その護摩だきで立ち上る白煙は非常に壮観ですので次の動画でお楽しみ下さい。
・青葉祭り(ここをクリック)
智積院・由緒/歴史と施設

本堂への参道の両側には多数のモミジが植えられています。

まだ、詳しい公開情報はありませんが「国宝障壁画(長谷川等伯)」は上記の新国宝障壁画保存館(仮名)に移されます。まだ本館は完成されていませんが、公開が楽しみです。拝観料が上がることが心配ですが…

上記の宿泊施設は2020年に完成したもので、施設内は近代的に宿泊施設と食事処、御土産売り場で構成されています。詳細情報は下記の青字部分をクリックすると確認できます。
・智積院会館詳細(ここをクリック)
・智積院宿泊プラン(ここをクリック)
智積院・拝観時間/拝観料
智積院の拝観料と拝観時間は下記のように決められています。
・智積院の拝観時間・拝観料(ここをクリック)
智積院・周辺の観光スポット(有名)
智積院の周りには観光スポットが多数あります。有名なところや、穴場もあります。是非、時間が有れば他の場所も予定に組み入れては如何でしょうか?
・豊国神社(豊臣秀吉を祀る神社です。)
・三十三間堂(千体の千手観音像が納められいます)
・京都博物館(国宝をはじめ、多数の展示物を確認できます。)
智積院・周辺の観光スポット(穴場)
・養源院(血天井が有名です)
・大仏殿跡(豊臣秀吉が製作を指示した奈良の大仏より大きな仏を納めた建物)
・関ケ原合戦の原因となった鐘(「国家安康」の記述)
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