菅大臣社とは
南の高辻通りから入って北側の仏光寺通りまで縦長に続く大きな神社です。また、西側にも入口があり西洞院通りにも面しています。訪れた時期には芙蓉の花が大変綺麗でした。北野天満宮に比べあまり知られていないため、参拝客はほとんどおらず存分に神社内を楽しむことができました.
社地は約1000年前、菅原道真公(845~903)の「紅白梅殿」と呼ばれる邸宅や、「菅家廊下」と呼ばれる学問所の跡であった。また、菅原道真公の誕生の地と伝えられ、境内には産湯の井戸が残されています。
菅原道真公生誕の地

かの有名な「飛び梅」はこの地から
かの有名な大宰府左遷の折、「東風吹かばにおひおこせよ梅の花 主なしとて春なわすれそ」の有名な「飛び梅」の歌はこの地で読まれたものです。

この神社は、道真公没後まもなく創建されましたが、度重なる大火のため、鎌倉時代には南北に別れ、現在残るこの神社は「天神御所・白梅殿」と呼んでいます。現在の本殿は、天明の大火等で焼失後、下鴨神社の社を移築したものです。尚、北側にあった神社は、「紅梅殿」とお呼ばれ現在は小さな社殿のみとなっています。
神社の社地に民家?
ところで、この神社の中には珍しく数件の民家がありテレビ等の撮影によく利用されていいます。

菅大臣社の見どころ
①本殿前の狛犬は、右前足の甲の上に玉を載せる珍しい姿をしています。
②飛び梅:「東風吹かばにおひおこせよ梅の花 主なしとて春なわすれそ」の有名な「飛び梅」ゆかりの木があります。そして春には綺麗な紅梅が楽しめます。
③かわいい牛の像がお出迎えしてくれます。

④京洛八社巡りのスタンプ(上御霊神社、下御霊神社、護王神社、菅原院天満宮、水火天満宮、白峰天満宮、菅大臣社、文子天満宮)が有ります。
京洛八社巡りとは、京都市内の烏丸通りに近接する8つの神社を巡り朱印を集めるものです。詳しくは下記公式ページを確認下さい。
⑤社殿(本殿)は下賀茂神社から移築された素晴らしい建物です。

菅大臣社へのアクセス
京都駅から向かう場合は、地下鉄烏丸線で四条駅駅下車後(約10分)、徒歩約7分です。
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