2014年10月に完成したこの建物は、東山の山頂にあり京都市内からも肉眼で見える建物です。その場所は、花山天文台近くの標高約217mの高台の上にあります。
青龍殿 境内図
この青龍殿は大きくは「大護摩堂」「大舞台」のメジャーな部分、及び「将軍塚」「西展望台」「大日堂庭園」の観覧エリアから構成されています。通常は、タクシーで訪問しますが、土日祝日で有れば「三条京阪駅」から周回バスを利用することが便利となります。
青龍殿の見どころ 7選
青龍殿 圧巻の大展望テラス
元々東山にあった青蓮院の別院として計画されたこのお寺は、清水寺より大きな京都一の大舞台と大護摩堂から構成されています。まず、この大舞台(展望テラス)の大きさは、京都で群を抜く大きさで総面積は1046㎡と清水寺の4倍以上です。ここからの眺めは、非常に広く北は鴨川上流まで見通せます。正面には京都御所、京都ホテル等京都盆地が一望できます。さらに南側は山崎付近から大阪方面まで見渡せる眺望です。また、紅葉も京都の中でも隠れた名所です。


青龍殿・将軍塚と東郷元帥お手植えの松
大護摩堂から少し離れた所に「日露戦争の日本海海戦」でバルチック艦隊をせん滅した「東郷元帥」の「お手植えの松」が植えられています。

青龍殿・西展望台からの眺め

青龍殿の内部(大護摩堂)

大護摩堂の内部は、大変広く高い天井で構成されており、さらに青蓮院から移された国宝「青不動」を拝むことができます。


青龍殿の青不動
青龍殿の内部には、国宝「青不動明王」が安置されています。
このお不動様は「大護摩堂」の中央内部(内陣)に飾られています。大きさは縦幅は約2m、横幅は約1.5mと大きな絵図にて11世紀に製作されています。通称「青不動」と呼ばれ、三井寺の「黄不動」、高野山「赤不動」とともに「日本三大不動画」に数えられています。

青龍殿のお守り
大護摩堂内部には、多数のお守りやお札が販売されています。是非、参拝記念に購入を検討しては如何でしょうか。

青龍殿の紅葉
青龍殿は、実は紅葉も美しい所です。本堂の裏側の階段付近にモミジが多数植えられています。
まず、バス停を降りてて青龍殿の入り口『福徳門』へ向かいます。そこから直ぐにモミジが赤や、黄色に色づいていることが確認できます。



青龍殿へのアクセス
①京都駅からのアクセスは、タクシーしか有りません。約5.8kmで14分です。
②リーズナブルなコースを選ぶので有れば、地下鉄南北線/東西線(烏丸御池駅経由)を使用して京阪三条駅まで行きます。そこからバスで直接行けますのでお薦めです。但し、このバスの運航日は土日祭日だけですので注意下さい。
・青龍殿バス/タクシー運行表(ここをクリック)
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